採用活動をしていてもなかなか応募が集まらず、新しい採用方法を検討していく中で、外国人雇用に関心を持っている介護事業所が増えています。
一口に「外国人」と言っても、どの国からの雇用を考えるかを検討する必要があります。
そこで、今回は介護分野での外国人雇用を考える事業所の方に城北管理協同組合が推奨する3か国をご紹介します。
なお、それぞれの国民性などは「傾向」を表したもので、性格や価値観は当然個人や住む地域などによって異なります。
実は、日本の文化に魅力を感じている方は多く、留学生や在留中国人の増加につながっています。
日本で生活をしていて中国人に会うことも決して珍しいことではなくなっていますよね。
日本では約200万人の外国人が働いていますが、そのうち19.4%にあたる約40万人が中国人です(※在留資格や職種を限定しない)
中国人は自尊心や向上心が強く、知識や教養に優れる方が多く、目的や目標に対して努力を惜しまない方が多いと言われています。
一方、失敗や挫折に弱く、「謝罪」に対して慎重であるとも言われています。
これは「謝ることができない」のではなく、中国では自身や家族、家柄の面子を大切にするため、謝罪はそれらを傷つける行動であると考えているためです。
日本人はその場をうまくやり過ごすために謝罪をすることも少なくないですが、このようなその場しのぎの対応を好んですることはないです。
また、地域によりますが、中国では食事の際に音を立ててはいけないというマナーが基本的になく、むしろ音が立てて食べるということは、「食べ物がおいしい」「親しい間柄の人と食事をしている」といった意味を持つようです。
城北がご提案する介護分野の中国人は以下の特徴があります。
城北が提携している中国の送り出し機関では、在籍する候補者全員が中国の看護大学を卒業(卒業見込み含む)しており、中国の看護師免許を保持しています。
看護大学の在学期間中は、医療機関や介護施設などでの現場実習を100時間受けています。先輩看護師からの指導を受けながら、大学での学びを現場で応用し、実践力を身につけています。
知識や教養にあふれ、勉学や新しい知識・経験の習得に余念がありません。努力を惜しまず、目的に対して向上心を持って取り組みます。日本語能力試験もN3以上合格者がスタンダードです。
日本では約200万人の外国人が働いていますが、そのうちインドネシア人は約12万人で全体の約6%に相当します(※在留資格や職種を限定しない)
インドネシア人の身分証明書や戸籍謄本には宗教欄があるくらい、宗教の存在感が強く、無信仰のほうが珍しいと思われるようです。
性格は裏表のない人が多く、知らない人にでも笑顔で接し、困っている人がいればすぐに助けるという面倒見が良い性格としても知られています。
日系企業の数も多く日本食を食べる機会も珍しくないため、日本入国後も特に食べ物に対してはさほど抵抗などはないでしょう。
温和で人懐っこい性格が多いため、利用者とも上手に打ち解けることができます。
一方、インドネシア人は時間にルーズだともよく見聞きします。インドネシアでは時間を1分単位で守る慣習がないことが原因のようです。
インドネシア人からすると歩く速度1つとっても「日本人は何をそこまで急いでいるのだろうか」とむしろ不思議がられるようです。
たしかに、日本人のほうが慌ただしいのかもしれません。
城北がご提案する介護分野のインドネシア人は以下の特徴があります。
高等教育機関での実習などを含み、介護に関連する業務への従事経験があります。専門経験を有する方もいますが、中国人に比べると高度ではありません。
温和でフレンドリーな人が多いため、現場の日本人や利用者様とも溶け込みやすいです。
特定技能外国人として新規で入国する場合、所定の技能試験を受ける必要があります。
国によっては現地での試験開催がない場合もありますが、インドネシアでは開催されています。
日本では約200万人の外国人が働いていますが、そのうちネパール人は約14万人で全体の約7%に相当します(※在留資格や職種を限定しない)
ネパールの位置は知らない人もいますが、実は中国とインドの間に位置します。インド系の方をイメージする方も多いと思いますが、中国系の方もいます。
島国である日本と異なり、立地的にも歴史的にも多種多様な国や人々と関わってきたことから、文化に対して寛容な面であると言われています。そのため、宗教についても、およそ8割の方がヒンドゥー教を信仰していると言われていますが、厳格な人はあまり多くありません。
人口の多くは田舎で生活し、大家族での生活や農業従事者が多数を占めると言われています。
仲間意識が高く、他人との助け合いが生活の根幹となっているため、他人に対してもすぐに打ち解けることができるができます。
目上の人への尊敬やおもてなしの精神を持ち合わせているため、介護職との親和性は高いと考えられます。
一方、介護に対する理解は他の国に比べれるとまだまだ未熟であり、今後の発展に期待が高まっています。
城北がご提案する介護分野のネパール人は以下の特徴があります。
生まれ育った環境や家族構成などから、仲間意識が高く、他人との助け合いが自然になっています。目上の人への尊敬やおもてなしの精神を持ち合わせているため、介護職との親和性が高いです。
現地の提携送り出し機関は、城北が独自の基準で選定し、さまざまな分野で多数の外国人材を紹介してきた信頼のおけるパートナーです。現地において日本語や介護に関する充実した教育を実施し、基礎力を身につけています。
特定技能外国人として新規で入国する場合、所定の技能試験を受ける必要があります。
国によっては現地での試験開催がない場合もありますが、ネパールでは開催されています。
今回は、外国人の職員を検討している方に向けて、おすすめの国をご紹介しました。
これから外国人材の雇用を考えている介護施設や病院などの事業所の皆様の参考になれば幸いです。
外国人の受け入れについて、ざっくばらんに相談してみたい。そもそもの制度について教えてほしい。
そのような場合は 城北管理協同組合 までお気軽にお問い合わせください。